気功の意味についての考え方は個人によって異なって解釈されているものであるが、ホームページなどから抜粋し代表的な表現内容及び考え方などを示すので参考にして頂きたい。なお、内容については、赤文字については私が付け足しているが、その他の意見などについては、同意見のところもありますが、異なるところもありますので注意が必要です。 |
気功とは
最近、西洋医学の研究者、臨床医の間で、予防医学や自然治癒力、免疫力を強化することの重要性が論議されており、その観点から、漢方薬、鍼灸に象徴される東洋医学や、気功やヨガによる「自分で行う医療」が大変注目されています。
「気功」とは「気」(生命エネルギー)によって、自己の免疫力、治癒力や調整力を高めて、健康のレベルを上げ、「自養其生」(みずからその生命を養う) することをめざす健康法です。
気功のふるさとである中国では、気功の原点である自養其生の精神が受け継がれ、日常の養生法が生活に密着しています。食べ物や生活態度などによる健康法の実践とともに、朝早く公園で太極拳や気功などを練習する人たちがあたりまえに見られます。
最近の研究では、気功を半年以上練習すると、身体的、精神的な状態が同時に改善していくことが確認されています。 また病院でも、患者が気功を始めることによって、病気に対する姿勢が前向きになり、痛みが軽くなったり、病気に対する自然治癒力が強化されてくることが分かってきました。
気功を練習すると、 まず床をしっかり踏み締めて立てるようになります。 「大地を踏みしめて生きる」、「大地に根を張って生きる」、自分自身でしっかり立てると、心理的にも身体的にも安定してくるのです。 風雪に耐えて大地を踏まえて立っている大樹のように生きたいものですね。
気功という言葉は、1950年代に中国の劉貴珍氏が使用して広まりました。中国語で「功」とは“鍛錬”の意味で、「気功」とは“気を伴った鍛錬”です。気の修練法は数千年の昔からありましたが、呼称は様々です。調身・調息・調心の三要素を備えた修練法は全て気功といえます。
硬気功 ─ 武術気功
軟気功 ─ 道家気功(道教気功)・ 儒家気功(儒教気功)
仏家気功(仏教気功)・ 武術気功(太極拳など)
気功の歴史
今、 判っている気功に関する最古の資料は、4000年以上前とみられる新石器時代の壷に描かれている「亀の呼吸」を真似している人の絵です。 古代の人達は舞踊の動きにより健康を維持していました。これが気功の「動功」に発展していったと考えられています。
右の図は前漢初期(紀元前2世紀)の馬王堆漢墓で出土した絵の一部ですが、内気功のポーズを描いたものです。
前漢時代に書かれた「導引図」は気功の原典といわれています。導引というのは態経鳥伸(ゆうけいちょうしん)などで行う治療・養生法で、関節、体の屈伸や動作、摩擦、呼吸などで体を整えて、健康で長生きするための、体系化された保健法です。
紀元前202年〜紀元後8年に書かれた中国最古の医学書「皇帝内経」の中には「気」が病気といかに深い関わりを持つかが詳しく書かれています。
このように2000年前に気功は、整理、体系化されて、広く人々の間で行われていました。
この後、漢代に「傷寒論」を記した名医・張仲景や、保健運動「五禽戯(ごきんぎ)」を作り出した華侘(かだ)等により有効な治療方法として用いられて今日まで受け継がれてきました。
気功という名称は、意外に新しく、1957年に劉貴珍が「気功療法実践」という本の中で、「気功」という名称を使ったのが初めです。戦後中国政府の医療事業の一貫として「中西医合作」(中国の伝統医学と西洋医学とを合体させる)の方針の下、気功を含めての中国医学が見直され、気功も体系化されました。
その後、文化大革命で旧来の物として、気功術も批判、弾圧を受け、一時衰退しました。 しかし文革の治まった後、法輪功騒動といった逆風はあったものの、整理、体系化された気功法が一般大衆に受け入れられて、再び隆盛をむかえています。
気功の種類
気功は元来、医療気功治療(仏教、道教等の宗教気功を含む)としての「軟気功」と、武術気功としての「硬気功」とに大別されますが、ここでは健康を目的とした軟気功を中心に説明していきます。
軟気功は、 「内気功」と「外気功」とに分けられます。
「内気功」は自分で行う養生気功です。 それに対して、内気功で養った気の力を外に出して、他人のために気を与えるのが「外気功」です。
中国の病院では内科、外科と並んで「気功科」がありますが、気功科では、患者に外気功を施す一方で、 患者が自分で自分の気を養っていく方法(内気功)を教えています。
気功法の種類は非常に多く、現在、中国で2000を超える流派があると言われています。 中には一見すると体操のように身体を動かすもの(動功)や、 座禅のようにじっと動かないで行うもの(静功)があります。そのほか自分をマッサージしたり叩いたり、特殊な呼吸法を用いるものもありますが、その目的は基本的には同じで、身体の中で気を整え巡らせ、 病気の原因となる滞りを除くことです
気功の効果
最近、さまざまな臨床実験や研究論文で、気功による健康への効果が報告されています。
たとえば、気功により呼吸器系、心臓、循環器系、消化器系など全身の機能を調和させ、健康にすることが可能であるとか、気功をしている時の脳波、皮膚温度などを測定すると、必ず何か変化が現れるといった事です。
また中国や台湾の都市の公園では、 地域の人が集まって保健のための気功をしているのをよく見かけます。中国4000年の歴史の中で健康への効果が実証され受け継がれてきたものです。
こういった生理的な効能の他に、最近では気功による人体への生物化学的な効能についての研究もなされています。こういった科学的な研究成果が今後期待されます。
癌治療で有名な帯津良一先生の病院では、西洋医学による治療に加えて、 患者の「自己治癒力」増大や心理的安定のために、気功を取り入れて効果をあげています。
このように人間を全体が有機的に関連したシステムとしてとらえ、西洋医学と、気功を始めとした東洋医学を併用して医療を行おうという「ホリスティック医療」は、今後、益々進歩し、発展して行くものと思われます。
気功の効果
中国最古の医学書「黄帝内経」には、気功の効果について
1.病気の予防
2.病気の治療
3.寿命を延ばす
と書かれております。
気功は、
1.調心(リラックスした状態での精神集中:入静)
2.調息(呼吸を整える)
3.調身(姿勢を整える)
という三つの要素で構成されており、これらの要素を組み合わせた功法を続けることにより、以下のような様々な効果が現れてきます。
背骨の重要性について
背骨は、“バックボーン”と言われるように、人体の根幹をなす重要なものです。ここでは、その背骨の構造・役割と、健康との関わりについて考えてみましょう。
頚椎、胸椎、腰椎、仙骨から構成される脊椎は、正常な姿勢を支えるとともに、その中に髄液を満たして脊髄を保護する役目を持っています。
従って脊椎は、脳とともに中枢神経系を構成する人体の活動において最も重要な組織の一つです。
脊椎の両側には脊髄に出入りする脊髄神経(末梢神経)が並んでいます。
脊髄神経は、31対あり、脊髄へ出入りする部位により頚神経、胸神経、腰神経、仙骨神経、尾骨神経に分けられます。
これらの脊髄神経は、脳以外の身体の機能にかかわる神経です。
また脊髄神経には、
・脊椎の背側(後方)から脊髄に入り興奮を身体の各部から中枢神経系のほうへ伝える求心性神経繊維と、
・脊椎の腹側(前方)から脊髄を出て興奮を中枢神経系から身体の各部へと伝える遠心性神経繊維とがあります。
・求心性神経繊維は、
皮膚、筋、筋膜、関節、骨膜、内臓、血管などからの情報を、中枢神経系に伝達する感覚神経繊維であり、
・遠心性神経繊維には、
骨格筋の運動をつかさどる運動神経繊維と、
平滑筋・心筋・腺を支配する自律神経繊維とがあり、
各々重要な役割を果たしております。
右上の図は、これらの脊髄神経系と背骨、内蔵の対応関係の概要を表わしています。 これを見れば背骨の重要性を再認識していただけると思います。
しかし、我々現代人には、姿勢が悪いために健康に支障を来たしている病気あるいは「未病(半病人)」の人が多くなりつつあるのではないでしょうか。
気功の本来の目的は、「未病を治す」事だと言われています。
特に、背骨のゆがみの是正と、気の滞りの除去と流れの円滑化を功法の基礎(築基功)に据えた禅密気功は、理にかなった健康法だと思います。
「気」を一言で言うと
生命エネルギー
宇宙エネルギー
「気」を英語で言うと
Qi(チー) :中国語の気(チー)から来ています。
Chi(チー):中国語の気(チー)から来ています。
Life energy :生命エネルギー
Cosmic energy:宇宙エネルギー
「気」の科学的分析状況
外気功をしている気功師からは、以下のものが検出されてます。しかし、これらを人工的に再現したとしても、「気」と同じ物にはなりません。 つまり、いまの状況は、象のしっぽを触って、全体を議論しているレベルだと思います。
ただ、一ついえることは、これらの測定されたものは、全て波動(1〜20ヘルツの低周波)を持っていることがわかっています。 この波動は固有のエネルギーパターン(周波数、波長、波形)により、「気」を特徴付ける信号を埋め込んでいるのではないでしょうか。量子力学を始めとした物理学、医学、心理学、哲学等、学問の壁を越えて、21世紀の学際的な科学による解明が期待されます。
遠赤外線 電磁波 光 磁気 静電気
「気」の存在の実証法
佐々木茂美 東海大学教授(電気通信大学名誉教授)は、水の電気伝導率の変化により気を計測できることを発見しました。
又、この時、水の分子構造をNMR(核磁気共鳴)装置による分析で水分子の結合の強さが変わることも確認しました。つまり、「気」は水の分子構造に変化を与えることを実証したのです。
「気」の科学的な再現
無誘導コイル(導線を一定の方向に巻いた後、同じだけ逆向きに巻いて作ったコイル)に電流を流すと右向きの部分と左向きの部分に生じた磁界がお互いに打ち消しあって、磁界の強さがゼロになってしまいます。
この状態をゼロ磁場といい、どんな精密な計測器をもってしても計測することは出来ません。しかし、このように作られたゼロ磁場におかれた水は、「気」を入れた水(気功水)と同じような性質を示すことが発見されました。
「気」の量子論による解明
量子力学は、原子以下の素粒子(電子、陽子、中性子等)、更に小さい基本粒子のレベルで諸現象を解明する科学です。
この量子力学を中心として、生理学、心理学、哲学の学際にわたる量子論は、「気」を解明するのに最もふさわしい科学だと思います。
特に、量子力学における「波動理論」は、「気の働きと性質」を説明できると期待できますし、21世紀にわたって大いに研究が進むとされている「量子脳理論」は、「サイ能力とか超能力」と思われていた「気」に関する諸現象を解明してくれると思います。
「気」による潜在能力の啓発
「気」を活用することにより、人の本来もっている潜在能力を開拓することができます。
・脳の潜在能力 → 現在の脳生理学によると、人間は本来持っている可能性の10の28乗分の1しか活用していない。「気」を高めて顕在意識と潜在意識の壁を取り除くことにより、潜在能力を顕在化することができます。
・毛細血管の潜在能力 → 人体の毛細血管の密度は、平均すると400本/1平方cmと言われていますが、常時使用しているのは、5〜6本/1平方cmでしかありません。
「気」を高めて毛細血管をより活用し、潜在能力を活性化することが出来ます。
・肺の潜在能力 → 人の肺には7億5千万の肺胞があるのに、平均的な人が実際に使っているのは、20%程度でしかありません。
「気」を用い、丹田呼吸をすることで、消耗することなく、酸素の吸収量が大きく増える事で、身体の働きを高める事が出来ます。
気 場
特定の「気」で包まれた空間のことです。 風水の良い場所には、良い気場がありますし、周りに良い気を発する樹林がある所もよい気場があります。
また、人の集団でも、仲の良い、心身健康なひとが集まった場所には、良い気場が生まれます。
「気」を感じてみよう
両足を肩幅の広さに広げ、膝を少しゆるめて、立ちます。
「気」を回してみよう
「気」を感じることが出来たら、次に、その「気」を身体の中で回して見ましょう。
肩の力を抜いて両腕を前に出し、大きな輪を作ります。 大きな風船を両手で抱えているイメージです。 その時両手の指先は3センチほど離します。
視線を指先から腕の内側に沿ってゆっくりと左の方へ移動させていきます。
指先→左手の平→左腕→左肩→胸→右肩→右腕→右手の平→指先 と続け、3周回ったら、逆に回します。
2を繰り返すと、腕の内側が温かくなり、気が移動していくのが感じられるようになります。
このようなやり方が、「意念による気の導引」と言い、気功における気のコントロールの基本的な方法です。
これが出来るようになったら、次に腕の外側で同じように視線(意識)を移動させて、気を回してみましょう。
これを繰り返すと、腕や、肩の「気の滞り」が解消され、コリが楽になります。
「気」のマッサージをしてみよう
・ 顔のマッサージ(いつまでも若い肌を保つために)
上記の方法で「気」を感じることが出来るようになったら、その感覚を持って手の平を顔の前10センチほどに上げてみます。
そのまま「気」のボール(風船)で、顔をマッサージするイメージで左右、上下、右回り、左回りに手を動かします。
5分から10分続けると、顔の表面がびんびんと温かくなってきます。
このとき両目の周りも同様にマッサージすると、目の疲れを癒すと同時に目じりのしわを予防します。
お腹のマッサージ(内臓の働きを良くするために)
上記の「気」を感じた状態で、両手をお腹の上に持っていきます。
臍を中心にして、ゆっくりと左右に渦を描くように回します。
背中にまわして、腰骨の上(腎臓の辺り)を中心に同様に回します。
回しにくければ、腎臓の上あたりをさする(もしくは置く)だけでもいいです。
寝る時に、手をお腹の上に置いておくだけでも効果があります。
お腹のマッサージにより、
@腸の刺激され、便通がよくなります。
A胃の働きがよくなり、食欲が増進します。
B肝臓、腎臓の働きがよくなり、スタミナがつきます。
手の動きに連動して、お腹の内部に気のボールが回るイメージをすると、より強い効果があります。
関節をリラックスさせて伸ばしてみよう!
関節をゆるめてストレスを解放し、指を伸ばす体験をしてみましょう。
まず両手の平を合わせて、手首から指先の長さが同じであることを確認します。
目を閉じリラックスして椅子に座り、片方の手を膝に乗せ、他方の手をだらりと下に垂らします。
次に下に垂らした手の指先が重〜くなり、下から引っ張られるイメージをして下さい。その指先だけに意識をおきます。
5分程そのままリラックスした状態を続けます。
十分指先が重く感じられたら、ゆっくり目を開け、両手を重ねて、手首から指先の長さを確認します。
垂らした方の指が長くなっていたら、関節をリラックスさせることに成功です。
関節をリラックスさせることにより、肉体的ストレスによる骨の歪みや、体液の滞りをを矯正することができます。
尚、長さの違いは、時間とともに元に戻りますので心配は要りません。
以上は、気功を始める前の体験メニューですが、「気」の持つ不思議な力を実感できたのではないでしょうか。
体験メニューだけでも、それなりの効果がありますが、気功のクラスで体系的な練習することにより、自然治癒力、免疫力を強化して、自分自身の健康を増進するとともに、他人を癒すことも出来るようになります。
気功の効果
1.免疫力を高め、自然治癒力を増強する。
2.リラックスすることにより心身のストレスを取る。
3.経絡の通りを良くして、気血を調和させる。
4.大脳皮質の興奮を和らげ、内臓の働きを良くする。
5.自律神経のバランスをよくする。
6.基礎代謝を低下させて、エネルギーを貯える。
7.腹部の刺激により、消化吸収を活発にする。
8.様々な潜在能力を開発する。
このような効果により、心身の健康が実現するのです。 ただ、気功は大変効果がある反面、誤った理解・適用を行うと危険でさえあります。大事なことは、 個々の人々に合わせて功法や意念の正しい適用と見極めのできる、信頼できる指導者の下で自分にあったものを見つけて実践することです。
私の場合、静功と動功をバランスよく取り入れた中国禅密気功と、技術、人柄に優れた朱剛先生に出会えたのは大変幸運だった気がします。ここでは、特定の功法、流派にとらわれないで、出来るだけ幅広く紹介していくつもりですが、禅密気功による健康法からご紹介したいと思います。
ここから下は、レイキとはどのように捉えられているか、です
レイキの意味についての考え方は個人によって異なって解釈されているものであるが、ホームページなどから抜粋し代表的な表現内容及び考え方などを示すので参考にして頂きたい。なお、内容については、赤文字については私が付け足しているが、その他の意見などについては、同意見のところもありますが、異なるところもあります。 |
レイキとは何か
「レイキ」とは、自己や他者の身体に、手のひらを当てたり、手をかざしたりすることによって心身の健康を実現していく、ヒーリングの一つがレイキと称される。現在のように内外で広く普及するようになったレイキは、ハワイにいた日系アメリカ人のハワヨ・タカタさんのレイキとしての実践からですが、そのルーツは大正時代のにさかのぼと言われている。
それは、「臼井霊気療法」の名前で、展開されることになりました。大正11年、東京の青山原宿に「臼井霊気療法学会」が誕生したのが、その始まりです。創始者は、臼井甕男といいます。21日間の断食のすえ、この療法を見出したと伝えられています。
レイキの伝統の中では、「肇祖(チョウソと読みます。開祖とだいたい同じ意味です)」の臼井先生として敬愛されています。臼井先生の教えを上に言及したハワヨ・タカタに伝えたのが、林忠次郎と言われる方です。レイキの伝授を受けた時は、予備役の海軍大佐でした。のちに、東京の信濃町で「ハヤシ・クリニック」を開設し、治療とレイキの普及に努めたと言われています。
ハワヨ・タカ夕は、林先生のもとでレイキ療法を学んだ後、ハワイに帰ってレイキ治療院を開設し、長いあいだ治療の実践を続けました。その晩年、22人のレイキ・マスター(人にレイキを伝授できる人)を養成し、現在の普及の基礎を築きました。
アメリカでは、タカタ先生の孫娘にあたるフィリス・レイ・フルモトをはじめとする21人のマスターや他の人達による「レイキ・アライアンス」と、バーパラ・ウェーバー・レイによる「ラディアンス・テクニック」の2つの団体がレイキの普及にあたりました。現在では、これらの団体に依拠しない流れも出てきており様々な試みがなされています。現在レイキは、日本だけでなく、アメリ力・イギリス・ドイツ・オーストラリアなどにも広く普及しています。
釈迦やキリストが、「ハンド・パワー」によって多くの人達を癒したことにも見られるように、手かざしや手あてによる治療は、古今東西を問わず続けられていたのです。ただ、多くの場合、それは個人の資質や特定の宗教的存在が可能にするものと考えられてきた。
「レイキによる療法」は、これを一定のシステムによって、誰でも出来るようにしたヒーリングの一つなのです。しかし、一定のシステムとは言っても、必ずしも全ての方々が素晴らしい能力が付いたりするものでもないことは理解する必要がある。何故なら、巷の現状を検討すれば明快になる。要するに、病気などの回復と同様個人差があることを知らなければ大きな間違いも生じかねないので注意は必要である。
私が使用している「天啓気療」なども同じであるが、元々手当てとしてや手かざしとして昔から知られ存在していたものであり、現在に至ってレイキは誰々が発見したとか、誰々が広めたなどの言い方は不自然とも言える。何故なら、手かざしも、気功治療も、レイキと称される療法も、手当と言う語源から考えても不自然であり、自分が創始者だとか、発見者などと主張するのはどうかとおもわざろう得ない のではないかと思う。
それこそ人間のエゴそのものと考えられる。確かに私が「天啓気療」と名づけた場合と同じで、レイキもまた同様と考えるべきである。レイキはカタカナだから横文字で外来語にみせかけいるようにも感じられる。レイキと言えども手当てや手かざしの一種に他ならないのです。
現在レイキの普及は日本だけではなく、世界中に関心が持たれているように感じる。実際、私「北沢勇人」が以前にアメリカ・ロサンゼルスに視察方々訪れたときにも確認しているが、多くの方々が関心を持ち、勉強会に参加したり、治療を受けたりする方が多くおられました。これからは西洋医学のみに頼るのではなく、エネルギー療法と言われるものも認められてくるものと考えられる。
ところで、私が実際に実施している治療方法「天啓気療」の場合には、レイキ療法とは異なり、手を患者と言うかお客様には、全く触れない場合が大半である。手を直接触れる場合もありますが、その場合には一言断りをしてから触れることにしている。もっとも、触れなくとも患部の判断がつくので必要がないのです。
手当ての方法
他の手あて療法では、手を離して当てる「手かざし」を採用しているところもありますが、レイキ療法では直接当てるのが基本です。ただ、レイキ療法実施する場合によっては「手かざし」の形をとることも絶対にないとは言えない。必要に応じて、臨機応変に対応をします。
顔など、直接手を当てるのがはばかられる場合には、ハンカチやタオルを介して当てることをします(ティシューなどを使うのも可能です)。これは、珍しくありません。目を手あてする際に、ガーゼを当てた上から行なったりします。
手の当て方は、親指をあまり開きません。しかし、無理にくっつけて手に不必要な力が入ってもいけません。親指が必ず閉じていなければいけないということはなく、場合によっては開くこともあるでしょう。総じて、ごく自然な感じで当てるようにするのがベターと言えるでしょう。
フェザー・タッチといって、軽く添えるような感じで手を当てます。強く押しつけてはいけません。中指の第二関節あたりを意識するようにすると、効果的です。海外にて行っているレイキの方法では、両手を使うように教えているのに対し、日本の伝統的な霊気では、片手を当てるのが基本になっています。
左手で霊気を受け、右手で患部に送ります。左手はごく軽く握って膝の上に置き、大自然の霊気を充電し(軽く握るというのは、親指と人差指・中指が触れあうくらいに閉じる感じです)、右手をヒーリー(受け手)の患部に置きます。
海外にて行っているレイキでは、全身で受け、両手で送ります(頭頂が主なアンテナです)。手を当てたい場所を中心にして両側から手を当てます。狭い範囲に集中してレイキを送りたい場合は、まず右手を患部に当て、その上からさらに左手を重ねて当てます。
伝統霊気でも両手を当てることがないわけではありませんが、肺や腎臓、また目や耳など対になっているところは、両手を当てるように勧めています。両手を使うか、もっぱら片手を主体にするのかは、実践をとおして決めていけばいいと思います。自分の感覚になじみやすい方を選択すればいいでしょう。
受け手のどこに手を置くかは、経験を積めばおのずと分かるようになってきます。初めのうちは、あまりこだわる必要はありません。厳密に考えなくても、手を当てれば必ず霊気は伝わります。
お腹の具合いが悪ければお腹に、膝が悪ければ膝に当てるといった要領で問題はありません。ただし、症状に関わりなく、なるべく頭部にも手を当てるようにするのが効果的です。なぜなら、頭部は全ての事柄に対処する唯一の最も大事な器官なのです。
全てとは、心のあり方は勿論、肉体に関する事柄までコントロールする臓器と考えなければならないのです。五蔵六腑の臓器だけが大事な器官とは言いがたいのです。
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